メリットとデメリット

処理方法別のメリットとデメリット

出張裁断
事業所の敷地内で作業を行うため、運搬中の事故、飛散、混載、積替えなどのリスクはありません。
裁断処理する前にファイルなどの異物を除去するため、製紙原料としての品質は確保されます。
発注者は、機密抹消処理の完了をその場で確認することができます。
事業所の敷地内で作業を行う必要があり、駐車場所の確保に苦慮する場合があります。
裁断機の処理能力は、概ね5トン/日未満に設定されており、大量に処理することができません。
作業者が開封して処理するため、第三者の目に触れるというリスクがあります。
定置式破砕
大型の破砕機で処理するため、一度に大量処理が可能です。
仮に処理能力を上回る場合であっても、セキュリティ対策を講じた処理施設で一定期間保管することができます。
破砕前に選別する場合は、異物の除去や製紙工場の要求に見合った分別ができます。
運搬中の事故、飛散、混載あるいは積替えなどのリスクがあります。
処理施設のリスク対策にもよりますが、保管期間が長くなるとそれだけリスクが大きくなります。
排出事業者が立会をしない場合は処理状況や完了を確認することができません。
処理施設によっては、破砕前に選別作業を行うことがあり、その際第三者の目に触れます。
(ただし通常は、選別は排出事業者と合意の上行われます。)
直接溶解
直接溶解の場合は、事業所が排出してから処理されるまで未開封で処理されるため第三者の目に触れるというリスクがありません。
排出事業者がきちっと選別をしていれば、良質な製紙原料になります。
運搬中の事故、飛散、混載あるいは積替えなどのリスクがあります。
処理施設(製紙工場)に搬入する前に処理業者等が開封選別する場合は第三者の目に触れるというリスクがあります。
機密文書の受入れが工場(抄紙機)の稼働に左右される場合があります。機密文書の搬入が集中すると即日処理できない場合があります。
製紙原料に不向きな異物の混入によって製品の製造トラブルや製品トラブルの恐れがあります。また、離解しなかったものを処分する必要があります。

処理方法